同期演奏セミナー 〜あのイヤモニの中で何が鳴っているのか?

こんにちは、シライミュージックの白井としみつです。
IT Media さんや NoteにBlogを書いてきましたけど、この内容なら普通にシライミュージックのWEBページにBlogをかけばよいのか。と、気がついたので、今回はここに書くことしました。

5月3日(金・祝)に行う「同期演奏セミナー」として「クリック」のイベントがやっと開催できることになりました。

2013年大喜多崇規さんのドラムセミナーでも「イヤモニの中を聞いてみたい」という質問があって、セミナーの中でクリックがどう流れているかを流したりクリックの定位の話をしています。

例えば、大喜多さんのバンド Nothing’s Carved In Stone の曲を聞いてみましょう。

メンバーは4人、ギター・ボーカル、ギター、ベース、ドラムです。そこに「シンセサイザー」の音が入っていますよね。
ざっくりといえば、多重録音ですが、これをライブで演奏するときには、シンセサイザーだけの音が入った曲を流しながらバンドも同じテンポで演奏する必要があります。

シンセサイザーの音だけが入った曲を流した場合、どのタイミングでシンセの音が出るかわからないので、曲と一緒にテンポやきっかけが分かるリズムを流します。このテンポが分かるリズムが「クリック」です。

同期演奏が始まった頃は、電子機器と同じテンポで演奏するために、ヘッドホンで電子メトロノームの音を聞く方法が一般的でした。

15年くらい前からイヤフォンで聴く方法が一般的になっていきました。耳栓のように耳の穴に入れ込むタイプ「インイヤーモニター」が普及したためです。

先程のシンセサイザーのトラック以外でも、コーラスやギターなどライブで人手が足りないパートをライブ用のトラックを作って演奏したいという人は多いと思いますし、ボーカルとエレキギターだけのユニットで、リズムやピアノなどの音を使いたい時にも同期は必要になります。

しかし、何を揃えたら良いのか、まったくわからないという方も多いのが現状ですし、やりたい事によって装備も変化します。

さらに同期するためのクリックに関する認識もあまり深くない事が多いため、例えば、レコーディングでドラマーが聞く「テンポガイド」としてのクリックと、ライブで同期演奏に使う「同期のためのクリック」では目的が違うということも、言われてみないと気が付かない事が多いと思います。

その為、レコーディングで使ったデータのままで、ライブで人が演奏するパートをミュートしただけでは、ライブ演奏で使えるデータにはならないのですが、このあたりの考え方は、まだ、浸透していないと思っています。

楽器店なので機材の提案は販売業務の中でできるのですが、クリックの打ち方までサポートしきれないのが現状です。

「でも、できる限りサポートしたい」

そこで、このイベント開催です。
今回は Steinbergさんにご協力いただいての開催です、超感謝!

2019年5月3日(金・祝)
会場 OrangePit 豊橋
OPEN 14:30
START 15:00
参加費 予約 2,500円 / 当日 3,000円

エラー: コンタクトフォームが見つかりません。

イベント詳細ページ
https://www.shiraimusic.com/event/20190503-2/

是非ご参加ください!

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